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ちえなみき1階 共読知 エリア内「本人(ほんびと)」コーナーでは、
敦賀で生まれた人・敦賀で育った人・敦賀で働く(学ぶ)人・敦賀に暮らす人に本を紹介いただき、訪れたお客様との「共読」が生まれる仕掛けづくりを行っています。
第3回目のテーマは『いつでもそばに海があった』
応募いただいた中で、展示サイズにはおさまらない思いを込めてくださった文章をこちらにご紹介します。
『ぼくが海からもらったもの①』 井上慎也/著 東方出版
今から約25年前、私は沖縄の離島「座間味島」にいました。
NHKの朝ドラ「ちゅらさん」に出てきたエメラルドグリーンの海を毎日味わいたい。
それだけの思いで導かれ、移住した座間味島。
毎日毎日、飽きることなく同じ海、そして同じポイントに入っていました。
仕事の合間にスノーケリングするか、ダイビングするか、浜辺を散歩するか…
海三昧の日々でした。
この本はその島の海に魅了されて同時期くらいに移住して来た方が書いた本。
座間味島はもちろんの事、沖縄本島や世界中の海の中をのぞける1冊です。
耳が悪い著者井上さん(愛称はきんどん)が水中の世界に夢中になった理由の1つ
「海の中では誰もが会話できないので、耳が悪い事がハンディーにならない。
社会に出ても耳が悪い事でいろいろ苦労するのなら、苦労しても大好きな海で生きていきたい」
そう決心した著者きんどんの体全体で感じ取って写し出された
キューンとする写真やエッセイが詰め込まれた1冊。
自然と共にゆったりと共存して生きていこうって思える1冊。
きんどんは言います。
ただ海に感謝する気持ち、自然への感謝を写しているんだと。
私達人間が、便利な世の中に慣れて、共存の意識が薄れても
自然界は何億年昔から変わらず、二酸化炭素を吸収して酸素を供給し
私達人間を生かしてくれています。
この美しい地球をせめてこのままの状態で残そう!
この美しい地球を壊さない努力をしよう!
この本はそんな何かを感じ取って頂けるおススメの1冊です。
▼選んでくださった方
ちなつ
1975年生まれ
運動指導員・水泳指導員
敦賀の好きなところ…海・山・川、日本の四季の楽しさ全部がすぐそばにある。仕事前に釣りに行ったり、昼休みには松原を走れたり、仕事場までの移動時間も短いし。そんなリゾート暮らしの出来る敦賀大好き。
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